獣医が頻繁に使用する診療・検査・疾患・薬物・手術・予防の必須用語100語を6つの分野に分け、一目でわかるように整理しました。わからない言葉のために治療の判断を迷わないよう、保護者向けの超簡単辞書として作成しました。


分かりにくい用語は、推測しないでください。
獣医さんが使った専門用語を、推測だけで理解しないでください。感染症検査で「陽性」とは「病原体が存在する」ことを意味しますが、腫瘍における「良性腫瘍」は「転移しない、比較的穏やかな腫瘍」を指します。「緩和」は完治ではなく、症状が落ち着いている状態を意味します。もし意味が分かりにくい場合は、その場で「正確にはどのような意味ですか?」と確認するのが最も安全です。特に「予後」と「寿命」、「慢性」と「生涯」、「感染症」と「伝染病」は、似ていますが全く異なる概念です。


診察室で専門用語が混乱してしまったときは、次のように対処してみてください。
獣医師の説明を聞く際は、①わからない言葉はその場ですぐに質問する、②診断名や処方薬の名前をメモする、③領収書やカルテに記載されている英語の略語を写真で保存する——この3つを実践するだけで、次の診察での理解度が大きく向上します。特に複数の動物病院を回る際には、診断名・使用薬物・手術名を正確な用語で把握しておくことが、重複した検査や誤った薬物組み合わせを防ぐために不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Ettinger's Textbook of Veterinary Internal Medicine, 9th Edition
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition
[3] Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 3rd Edition
[4] BSAVA Manual of Small Animal Practice