猫の理想的な体型比率とBCS(ボディコンディションスコア)の評価法をまとめました。愛猫が健康的な体型かどうか、自宅ですぐに確認できます。

| 項目 | メス平均 | オス平均 |
|---|---|---|
| ドメスティックショートヘア | 3.5~4.5kg | 4.5~5.5kg |
| コリアンショートヘア | 3.0~4.0kg | 4.0~5.0kg |
| ロシアンブルー | 3.0~4.5kg | 4.5~5.5kg |
| ブリティッシュショートヘア | 3.5~5.5kg | 5.5~7.5kg |
| メインクーン | 5.0~8.0kg | 7.0~11.0kg |
| マンチカン | 2.5~3.5kg | 3.0~4.5kg |
生後12か月時点の平均値であり、避妊・去勢の有無によって±10%の差があることがあります

この割合であれば、すぐに病院での相談が必要です。
普段の体型から大きく外れる、あるいは体重に目立った変化が見られた場合は、専門家の相談が必要です。特に短期間で体重が急激に減った場合、腹部だけが異常に膨れている場合、筋肉が減少して背骨や骨盤の骨が浮き出ている場合は、放置してはいけません。教科書でも、慢性腎不全や消化管リンパ腫などの腫瘍では短期間に著しい体重減少が現れると報告されており、糖尿病のように体型と密接に関連する内科疾患も猫ではよく見られます。腹部全体が膨張している場合は、臓器の肥大、腹腔内の腫瘍、腹水の可能性もあるため、特に高齢の猫の場合は体重と体型をこまめに確認し、早めに診察を受けてください。

腹部の脂肪の袋(プライマルポーチ)は正常です。
猫の後ろ足の間、下腹部に垂れ下がっている肉の袋は「プライマルポーチ」と呼ばれる正常な構造です。皮膚・脂肪・筋肉層が緩く付着しており、ジャンプ時に腹部を保護し、動きの範囲を広げる役割を果たしています。肥満でなくても、ほとんどの猫に存在します。ただし、ポーチではなく「腹部全体がパンパンに膨れている場合」は、腹水や臓器の肥大の兆候である可能性がありますので、区別してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little, S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Chapter on Nutrition and Body Condition Assessment
[2] WSAVA Global Nutrition Committee, Body Condition Score Guidelines for Cats, 2013
[3] Laflamme, D.P., Development and validation of a body condition score system for cats, Feline Pract. 1997;25(5):13-18