保護犬の里親になるための手続きから、最初の1週間の慣らし方、既存のペットとの同居方法、健康チェックリストまでをまとめてご紹介します。


里親家庭での生活が始まった後、健康診断は必ず受けましょう。
里親になった後、できるだけ早く動物病院を受診することをお勧めします。保護施設で基本的なワクチン接種や不妊手術が済んでいても、獣医師に全体的な健康状態を再確認してもらうことが重要です。複数の動物が共同生活する保護施設のような環境では、寄生虫感染症にかかりやすくなる可能性がありますし、一部の寄生虫は人間にも感染する人獣共通感染症のリスクがあります。そのため、内部寄生虫やフィラリア症の有無について獣医師と相談し、検査の実施を検討するとともに、全体的な健康状態も丁寧にチェックすることをお勧めします。保護施設から受け取った医療記録を持参すれば、獣医師がより正確な判断を下すことができます。


保護犬・猫を迎え入れることは、最低でも10年から15年という約束です。
里親になる前に、保護施設でワクチン接種履歴や不妊手術の有無、フィラリア症などの疾患検査結果、そしてその子の性格や他の動物への反応を必ず確認してください。里親になった後の返却ポリシーも事前に把握しておくと安心です。最も大切なのは、里親になることは一時的な感情ではなく、その子の余生全体を責任を持って引き受けるという決断だということです。よく考え、家族全員が納得してから決めてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Veterinary Guide to Preventing Behavior Problems in Dogs and Cats, Chapter 9: Adopting a Shelter Dog, Chapter 10: Adopting a Shelter Cat
[2] Landsberg, G., Hunthausen, W., & Ackerman, L., Behavior Problems of the Dog and Cat, 3rd Edition, Saunders, 2013