子犬の歯石は、一度固まってしまうと歯磨きだけでは取り除くことができません。病院でのスケーリングから家庭での歯磨きケアまで、獣医学の教科書を根拠にまとめました。

| 段階 | 状態 | 主な症状 | 治療方針 |
|---|---|---|---|
| 1段階(歯肉炎) | 歯茎が赤く腫れ、炎症が生じる | 歯茎からの出血、口臭 | スケーリング(歯石除去)+歯磨き管理 |
| 2段階(初期歯周炎) | 歯茎と歯槽骨の損傷が始まる | 歯茎の退縮、痛み | スケーリング+歯茎の治療 |
| 3段階(中等度歯周炎) | 歯槽骨の損傷が進行する | 歯の揺れ、食欲低下 | 歯茎の治療、一部抜歯の検討 |
| 4段階(重度歯周炎) | 歯槽骨の損傷が著しい | 歯の揺れ・脱落、強い痛み | 抜歯などの外科的治療 |

ご家庭で歯石を直接こすり落とさないでください。
インターネットで販売されている歯石除去ツールで、ご自身で歯石を削り取ることは非常に危険です。歯の表面のエナメル質が傷つくと、かえって歯石が早く溜まってしまうほか、歯茎を傷つけてしまうと細菌感染のリスクが高まります。麻酔なしのスケーリングも、歯茎の奥にある歯石まで除去できないため、見た目だけきれいになるという限界があります。歯石の除去は必ず獣医師に任せてください。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me — Dental Scaling and Polishing
[2] 100 Top Consultations in Small Animal General Practice — Chapter 36: Dental Disease
[3] Small Animal Internal Medicine, 6th Ed — Chapter 69: Oral and Salivary Gland Disorders