子犬の尿路結石は、尿中のミネラルが凝集して発生する疾患です。結石の種類別の原因と症状、そして予防のための食事・水分管理法を、獣医学の教科書に基づいてまとめました。

| 種類 | 好発年齢 | 性別の特徴 | 主な原因 |
|---|---|---|---|
| ストルバイト | 1〜8歳 | 雌で80%以上 | 尿路感染症 |
| シュウ酸カルシウム | 5〜12歳 | 雄でより多く見られる | 代謝異常・高カルシウム尿 |
| 尿酸塩 | 1〜4歳 | 雄でより多く見られる | 遺伝性代謝異常 |
| システイン | 資料により異なる | 雄でより多く見られる | アミノ酸代謝異常 |

尿が一切出ない場合は、緊急事態です。
結石が尿道を完全に塞ぐと、尿が一切出なくなります。排尿姿勢を取るものの尿が出ない場合、お腹を触ると激しく痛がる場合、あるいは嘔吐や元気の低下を伴う場合は、直ちに動物病院へお越しください。尿道閉塞は急性腎不全や電解質異常を引き起こす可能性があり、命に関わる緊急事態です。迅速な処置を受けられないと状態が急激に悪化するため、決して遅延しないでください。特にオスの犬は尿道の径が細いため、閉塞のリスクがより高くなります。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 13: Nephrology/Urology
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed — Urolithiasis
[3] Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 3rd Edition — Urinalysis and Urolithiasis
[4] Urinalysis in the Dog and Cat — Chapter 6, 8: Crystalluria and Uroliths