猫の慢性腎臓病(CKD)では、治療よりも生活の質の維持が最も重要です。飼い主さんが知っておくべき緩和ケアと日常管理の方法をまとめました。



| 項目 | 主な症状 | 主要な管理戦略 |
|---|---|---|
| 1ステージ (軽症) | 無症状または軽微な症状 | 腎臓処方食の導入、水分摂取の増加 |
| 2ステージ (中等度) | 食欲低下、体重減少 | タンパク・リン制限の腎臓処方食、水分補給、薬物管理 |
| 3ステージ (重症) | 嘔吐、脱水、無気力 | 定期的な検診、血液・尿検査、輸液(皮下・静脈)治療、リン結合剤・疼痛管理 |
段階別のきめ細かな管理が生活の質の向上に重要です。腎臓処方食はタンパク質とリンを過度にならないよう制限することが推奨されます。

食欲の急激な低下は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
猫が1日以上食べなかったり、嘔吐を繰り返したりすると、脱水や中毒が急速に進行します。これは命に関わる可能性があるため、すぐに獣医師に相談してください。



タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2021.
[2] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed. Wiley-Blackwell, 2020.
[3] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. Elsevier, 2022.