猫の慢性腎臓病の管理に不可欠な皮下輸液の自己投与について、飼い主さんが知っておくべき重要な質問と回答をまとめました。




このような場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
皮下点滴中または点滴後、猫に激しい呼吸困難、急激な元気消失、歯茎の蒼白化、出血、あるいは収まらない重度の浮腫が見られた場合は、直ちに獣医師にご連絡ください。猫は水分過多(点滴過負荷)に特に敏感なため、点滴量が多すぎたり速度が速すぎたりすると負担になることがあります。点滴した液体の一部が皮膚の下で一時的に膨らんでから吸収されることは一般的ですが、呼吸が速くなったり、点滴後1時間以上元気がなく食欲が全く見られない場合は合併症の兆候である可能性がありますので、必ず獣医師にご相談ください。

| 項目 | 注意事項 | 対処法 |
|---|---|---|
| 初めての投与時 | 猫が緊張したり反応が強く出たりすることがあります | 静かな場所でゆっくり始め、タオルで包んだり飼い主さんがそばにいてあげてください |
| 投与中 | 輸液がうまく入らなかったり、注入部位が腫れることがあります | 針の位置を確認し、別の部位に移してみてください |
| 投与後 | 呼吸が速くなったり(水分過剰)、元気がなくなることがあります | ひどい呼吸困難や1時間以上ぐったりしている場合は、すぐに獣医師に相談してください |
獣医師の指導と処方に従って安全に実施してください。猫は水分過剰に敏感なので、決められた量と速度を必ず守ってください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2020
[2] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed, 2019
[3] American Association of Feline Practitioners (AAFP) Guidelines on Chronic Kidney Disease Management, 2022