慢性腎臓病を患う猫では、EPO(エリスロポエチン)欠乏性貧血はよく見られる合併症です。この疾患の原因、症状、治療法については、飼い主さんが必ず知っておく必要があります。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫に激しい呼吸困難、血圧低下、意識レベルの低下、または突然のショック症状が見られた場合は、直ちに動物病院へお越しください。これは貧血が重症化していることを示しており、輸血や緊急治療が必要になる可能性があります。


| 項目 | EPO(ESA)注射 | 輸血 |
|---|---|---|
| 効果持続時間 | 数週~数か月 | 数日~数週 |
| 反復の必要性 | 維持期は週1~2回 | 短期的、必要時に反復 |
| 費用 | 低い | 非常に高い |
| 副作用リスク | 高血圧、発作、純赤血球無形成症(まれ) | 輸血反応、感染リスク |
ESA注射は長期的な管理に適しており、輸血は急性・重症の貧血に適しています。ESA使用中は高血圧が生じることがあるため、血圧を定期的に確認する必要があります。
注意事項と禁忌
EPO注射は、高血圧を患う猫では危険な場合があります。輸血は感染症のリスクがあるため、必ず徹底的な検査を行った上で実施する必要があります。また、EPO注射は獣医師の指示なしに中止したり、用量を調整したりしてはいけません。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Feldman, B. F., & Nelson, R. W. (2022). Textbook of Veterinary Internal Medicine: Diseases of the Dog and Cat, 9th ed. Elsevier.
[2] Kirk, R. W., & Bonagura, J. D. (2021). Current Veterinary Therapy: Small Animal Practice, 5th ed. Elsevier.
[3] American Association of Feline Practitioners (AAFP). (2023). Feline Chronic Kidney Disease Guidelines. Journal of Feline Medicine and Surgery.