猫の腎盂腎炎は、細菌が腎臓に侵入して引き起こす深刻な感染症です。早期発見と適切な治療が、生存と回復の鍵となります。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
猫が激しい痛みを示している、排尿がまったくない、持続的な嘔吐や発熱がある場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これは腎機能が重度に損傷しているか、敗血症に進行している可能性があります。遅れると死亡のリスクが高まります。



| 項目 | 主な症状 | 主な治療法 | 飼い主のチェックポイント |
|---|---|---|---|
| 初期診断・入院期 | 発熱、食欲低下、元気の低下 | 尿培養検査の実施、静脈内抗生物質・輸液の投与 | 薬の服用・体温の記録、食欲・排尿の観察 |
| 本格的な治療期 | 排尿困難、腎臓部位の痛み | 感受性結果に基づく経口抗生物質、痛みの管理 | 定時の薬の服用、排尿パターンの記録 |
| 回復・追跡管理期 | 症状の改善 | 十分な期間の投薬を維持、追跡の血液・尿検査 | 再発の兆候の観察、環境の安定化 |
治療期間と経過は個体の状態によって異なり、腎盂腎炎は診断・完治の判定が難しいため、必ず獣医師と相談して調整する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Langston, C.E. et al. (2023) Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition. Elsevier.
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition (2022). Elsevier.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition (2022). Wiley.