犬の逆くしゃみは、空気の刺激やストレスによって気道が急激に収縮する一時的な症状です。ほとんどの場合は危険ではありませんが、繰り返す場合は診断が必要です。



診断は、病歴と身体検査に基づいて行われます。
犬の逆くしゃみの診断は、獣医師が詳細な病歴を把握することから始まります。 - 発作の頻度と状況: いつ、どのような環境で、どのくらいの頻度で発生したかを記録しておくことが重要です。 - 身体検査: 聴診器で肺や気道の音を聴き、異常の有無を確認します。 - 画像検査: 胸部X線検査により、気道や肺に構造的な異常がないかを確認します。 - 精密検査: 症状が繰り返される場合や重症な場合は、気管内視鏡検査や血液検査を検討します。正確な診断のため、環境要因や行動パターンも併せて評価されます。



小型犬は逆くしゃみが発生するリスクが高いです。
軟口蓋が長い短頭種(ブラキセファル)やキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、鼻腔や咽頭の構造的特性により、逆くしゃみの発生リスクが高くなる可能性があります。特に刺激物への曝露や環境変化の際には気道刺激が起きやすいため、注意が必要です。一方、鼻が長い長頭種は、アスペルギルス菌による真菌性鼻炎などの鼻腔疾患によりかかりやすいため、併せてチェックすることをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2020
[3] American Veterinary Medical Association (AVMA) Guidelines on Canine Respiratory Health, 2021