猫の尿崩症は、抗利尿ホルモンの異常により尿を濃縮できない内分泌疾患です。症状から診断、治療、日常の管理法まで詳しく解説します。


動物病院にすぐ連れて行かなければならないサイン
以下の症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。 ・24時間以上ほとんど水を飲まない、あるいは止まらずに次々と水を飲み続ける ・嘔吐や下痢を伴い、脱水が疑われる ・突然倒れる、または歩行が不安定になる ・けいれんを起こす、または意識が不明瞭に見える


品種別の注意点と再発予防管理
中枢性尿崩症は、脳下垂体腫瘍など原因となる病変がある場合、腫瘍の成長に伴い神経症状が再発したり進行したりする可能性があります。脳腫瘍が確認されているか、神経症状の既往歴がある猫の場合は、獣医師と相談し、定期的な画像検査で状態を追跡観察することが望ましいです。先天性の要因で幼少期から症状が現れるケースもあるため、普段から飲水量が特に多い猫の場合は、定期的に飲水量をチェックする習慣をつけることで、異常の早期発見に役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Feldman EC, Nelson RW. Canine and Feline Endocrinology and Reproduction, 3rd Ed. Saunders, 2004.
[2] Little SE (Ed.). The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Ed. Elsevier, 2022.
[3] Ettinger SJ, Feldman EC, Cote E. Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed. Elsevier, 2017.