犬の腎盂腎炎は、細菌が腎臓に侵入して起こる深刻な感染症であり、早期発見と適切な治療が重要です。主な症状には、発熱、排尿困難、頻尿などがあります。



すぐに病院を受診する必要がある場合
犬が激しい腹痛を訴える場合、尿が一切出ない場合、あるいは高熱が続き体力が低下して次第に弱っていくような場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。これは、腎盂腎炎が悪化して細菌が血流に広がり、血流感染(尿敗血症)を引き起こす可能性があるためです。特に基礎疾患がある犬や免疫力が低下している犬の場合は、より迅速な対応が必要です。



再発を防ぐための注意点
腎盂腎炎は再発しやすい疾患であるため、基礎疾患の管理と予防が不可欠です。特に糖尿病、腎臓病、尿路奇形がある犬では定期的な検診が必要です。また、尿路感染症が繰り返されると慢性腎臓病へと進行する可能性があるため、早期の対応が重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed, 2020
[2] Urinalysis in the Dog and Cat, 2019
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2021