猫の鼻腔ポリープは、鼻腔や喉頭にできる良性の腫瘍で、呼吸困難や鼻汁などの症状が現れます。早期の診断と適切な治療が重要です。



すぐに動物病院を受診が必要な場合
猫が突然呼吸困難になったり、口を開けて苦しそうに息をしたり、あるいは鼻から激しい出血が見られる場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。ポリープが鼻咽頭を塞いで吸気時に気道が狭くなっている可能性や、出血・感染症が重症化している可能性があるためです。このような場合は、獣医師による緊急の診断と治療が必要です。



再発への注意と品種別の特性
鼻腔ポリープは、主に若齢猫や若い成猫で発生すると報告されています。ドメスティック・ショートヘアをはじめ、アビシニアン、ペルシャ、ヒマラヤン、シャム、メインクーンなど、多くの品種で報告されていますが、発症猫と健常猫を比較した研究がないため、特定の品種がよりリスクが高いと断定するのは困難です。ペルシャが特に危険であるとする決定的な根拠も十分ではなく、性別による差も明確ではありません。したがって、品種に関係なく、獣医師と定期的に健康チェックを受け、いびきや鼻水などの症状が見られたら迅速に対応することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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