犬の頚椎ヘルニア(頸椎椎間板症)の原因、症状、診断、保存的治療と手術、リハビリテーションまでを、獣医学アドバイザーチームがまとめたガイドです。


このような症状が見られる場合は、すぐに動物病院へお越しください。
首を触った際に悲鳴を上げたり、突然前足が全く動かなくなったり、四肢に力が入らず立ち上がれなくなったりする場合は、すぐに動物病院へお越しください。脊髄圧迫が重度化すると、四肢麻痺を引き起こす可能性があります。特に歩行不能の状態では、回復率がより低く、再発リスクも高いと報告されていますので、痛みが続く場合や神経症状が悪化する場合は、一刻も早く対応することが重要です。回復の経過は犬によって異なり、完全に回復する場合もあれば、部分的に回復する場合や回復しない場合もあるため、症状が現れてからできるだけ早く診察と治療を開始することが、回復の可能性を高める上で極めて重要です。


この品種は特に注意が必要です。
ダックスフンドは、他の犬種に比べて椎間板疾患の発症率が非常に高いです。ビーグル、シーズー、コッカー・スパニエル、ペキニーズも注意が必要な犬種です。これらの犬種をお迎えされている飼い主様は、普段は首輪ではなくハーネスを使用し、高い場所からのジャンプを防ぐとともに、定期的な健康診断で神経学的な異常がないか確認してもらうことをお勧めします。ダックスフンドの健康管理について詳しく知りたい方は、「ダックスフンドの健康ガイド」をご覧ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Lorenz MD, Coates JR, Kent M. Handbook of Veterinary Neurology. 5th ed. Saunders; 2011. Chapter 6: Pelvic Limb Paresis, Paralysis, or Ataxia / Cervical Disc Disease.
[2] Platt SR, Olby NJ. BSAVA Manual of Canine and Feline Neurology. 4th ed. BSAVA; 2014. Chapter 13: Cervical Disc Disease.
[3] Owen M. Spinal pain and intervertebral disc herniation. In: 100 Top Consultations in Small Animal General Practice. Chapter 52.
[4] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 14: Neurological Disorders (Hansen Type I & II IVDD).