メインクーンが特に注意すべき遺伝性疾患3つ(肥大型心筋症・股関節形成不全・多指症)と、日常のケアのポイントをご紹介します。


心筋症(HCM)の早期発見が生存率を左右します
満1歳から毎年、心臓のエコー検査を受けることをお勧めします。症状がなくても、心筋肥大がすでに始まっている可能性があります。特に呼吸が速く苦しそうに見えたり、突然後ろ足を引きずったり、動きが鈍くなったりした場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。血栓症が発生すると、数時間以内に命の危険にさらされる可能性があります。

遺伝子検査とブリーダーの選び方が重要です。
メインクーンを迎える際は、親猫のMYBPC3遺伝子検査結果を確認しているブリーダーを選ぶのがおすすめです。すでに同居している場合は、1歳になるタイミングで遺伝子検査と心エコーを併せて受けておくと、生涯の健康管理の基準になります。多指症は遺伝性疾患ではなく品種特性ですが、肥大型心筋症(HCM)と股関節形成不全は予防よりも早期発見が重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition - Feline Cardiomyopathy Chapter
[2] Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Edition - Hypertrophic Cardiomyopathy in Cats
[3] Meurs KM et al., A cardiac myosin binding protein C mutation in the Maine Coon cat with familial hypertrophic cardiomyopathy, Human Molecular Genetics, 2005
[4] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery - Hip Dysplasia in Cats