被毛のないスフィンクスは皮脂の分泌量が多いため、定期的な入浴とスキンケアが不可欠です。適切な入浴頻度や製品の選び方、日常ケアのポイントをご紹介します。


このような症状が見られる場合は、動物病院を受診する必要があります。
単なる皮脂の蓄積ではなく、以下の症状が見られる場合は動物病院での診察が必要です。膿疱から滲出液や膿が出る場合、皮膚に赤い発疹や腫れを伴う場合、爪の周りの茶色い分泌物から強い悪臭がする場合、皮膚を繰り返し掻いたり舐めたりする場合、皮膚が剥がれたり厚いカサブタができたりする場合です。真菌感染症や細菌性皮膚炎の可能性があるため、自己処置よりも正確な診断を優先してください。

| 項目 | 一般的な低刺激シャンプー | 薬浴シャンプー | オートミール・セラミドシャンプー |
|---|---|---|---|
| 用途 | 日常の入浴 | 細菌性皮膚炎・膿皮症の管理 | 乾燥・敏感な皮膚 |
| 使用頻度 | 皮膚の状態に応じて | 獣医師の指示に従う | 皮膚の状態に応じて |
| 処方の必要性 | 不要 | 必要(細胞診で感染を確認後) | 不要 |
| 推奨時期 | 平常時 | 感染確認時 | 冬季・乾燥期 |
製品の選択と薬浴シャンプーの使用前には必ず獣医師への相談を推奨します

スフィンクスのケアで避けるべき行動
猫の皮膚の健康を損なうよくある失敗をまとめました。毎日シャンプーをすると、皮膚のバリア機能が低下します。人間用のボディウォッシュや石鹸を使うと、pHバランスが崩れます。粗いタオルで強くこすると、微細な傷ができ、感染のリスクが高まります。アルコールや過酸化水素で皮膚を拭くのも刺激が強いため、避けてください。また、入浴後に十分に乾かさないと、毛包炎のリスクが高まります。最後に、自己判断で人間用のニキビ軟膏を塗らないでください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little SE, The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2020
[2] Miller WH et al., Muller and Kirk's Small Animal Dermatology, 7th Edition, Saunders, 2013
[3] Heath S, A Professional's Guide to Feline Behaviour, CABI, 2024