ボーダー・コリーは中型犬で、関節・目・遺伝性疾患のリスクがあるため、年齢に合わせた個別の健康診断が不可欠です。犬・成犬・シニア犬の各時期ごとの健診スケジュールと必須項目をまとめました。

| 項目 | パピー(0〜12か月) | 成犬(1〜7歳) | 老犬(8歳〜) |
|---|---|---|---|
| 基本検診 | 月1回 | 年1回 | 年2回 |
| 予防接種 | 6・8・12・16週 | 年1回の追加接種 | 年1回(獣医師の判断) |
| フィラリア・寄生虫 | 生後8週から毎月 | 毎月(通年) | 毎月(通年) |
| 血液検査 | 1回(去勢・避妊前) | 年1回 | 年2回 |
| 関節の画像検査 | 6〜12か月に1回 | 2〜3年に1回 | 年1回 |
| 眼科検査 | 6〜8週に1回(CEA) | 2年に1回 | 年1回 |
獣医師の判断によってスケジュールは調整されることがあります

薬物感受性遺伝子検査は生涯1回、必ず受けましょう。
一部の犬種には、薬物感受性に関連する遺伝的特徴があり、特定の薬に対して敏感に反応する可能性があることが知られています。ボーダー・コリーの場合、この遺伝子検査が必要かどうか、またどの薬に注意すべきかは、かかりつけの獣医師にご相談して確認するのが最も安全です。検査が推奨された場合は、犬のうちに一度受け、結果は診療カルテに記載してもらうだけでなく、スマートフォンにも写真として保存しておきましょう。そうすれば、他の病院や緊急時でもすぐに参照できます。

このような兆候が見られた場合は、定期健診とは別にすぐに動物病院へお越しください。
定期健診を受けていても、次のような兆候が見られたらすぐに病院へ連れて行ってください。24時間以上続く突発的な跛行、片目だけの視力低下やぶつかりやすい症状、普段の2倍以上の水の摂取量や尿量の急増、3日以上続く食欲減退、そして急な行動の変化や無気力です。ボーダー・コリーは痛みを隠す傾向があるため、飼い主さんが小さな変化も見逃さないことが重要です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Esson DW, Calvarese S. Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Edition, Chapter 134 Collie Eye Anomaly. John Wiley & Sons, 2022
[2] The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me, Hip Dysplasia 챕터
[3] Lowe JK et al., Linkage mapping of the primary disease locus for collie eye anomaly, Genomics, 2003;82(1):86–95
[4] Parker HG et al., Breed relationships in dog: Collie eye anomaly, 2007