ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウェスト・ホワイト)は、遺伝的に腎臓疾患にかかりやすい犬種です。年齢別の検診スケジュールと早期発見の兆候をまとめました。


この兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
水飲みボウルが普段の2倍以上の速さで空になる、尿量が目立って増える、食欲不振・体重減少・嘔吐が24時間以上続くといった場合は、腎機能低下のサインである可能性があります。特に口からアンモニアの臭いがする、または歯茎が蒼白になっている場合は、腎不全が進行している恐れがあるため、すぐに受診してください。

| 項目 | 1~2歳(幼い時期) | 3~6歳(成犬期) | 7歳以上(高齢期) |
|---|---|---|---|
| 検診周期 | 年1回 | 年1回 | 6か月ごと |
| 血液検査(BUN/クレアチニン/SDMA) | True | True | True |
| 尿検査(UPC、比重) | True | True | True |
| 血圧測定 | False | True | True |
| 腹部超音波 | ベースライン1回 | 異常時 | 年1回推奨 |
| 腎形成異常スクリーニング | True | False | False |
IRISガイドラインに基づく推奨案。個体別のリスク度に応じて獣医師が調整します。

ウェスト・ホワイト・テリアの飼い主が知っておくべき薬の注意点
腎機能が低下している状態では、人間が一般的に使用する鎮痛剤(イブプロフェン、アセトアミノフェン)や一部の動物用非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が急性腎不全を引き起こす可能性があります。自己判断での投与は絶対に禁止されています。必ず獣医師に体重と腎機能の数値を確認してもらい、安全な薬剤と適切な用量を決定してもらうようにしてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Langston CE, Eatroff AE. Chronic Kidney Disease. In: Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed.
[2] Polzin DJ. Chronic Kidney Disease in Small Animals. Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice.
[3] Gough A, Thomas A, O'Neill D. Breed Predispositions to Disease in Dogs and Cats, 3rd Ed.