キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルに好発する脊髄空洞症(シリンゴマイエリア)の定義と症状チェックリスト、MRIによる診断と薬物療法、併存する二尖弁閉鎖不全症に至るまでの生涯管理の流れをまとめました。


このような兆候が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
突然の悲鳴が24時間以内に繰り返される場合、片方の脚に力が入らなくなりよろめく場合、あるいは頭を一方に傾けたまま改善が見られない場合は、緊急事態です。神経症状は進行性であるため、数日遅れるだけでも疼痛管理の難易度が大幅に上昇します。夜間であれば、24時間対応の動物病院の神経科に直ちに受診してください。

| 項目 | 1段階 神経痛の薬 | 2段階 脳脊髄液の減少 | 3段階 抗炎症 |
|---|---|---|---|
| 主な効果 | 神経障害性疼痛の緩和 | 脊髄空洞の圧力低下 | 急性炎症の鎮静 |
| 使用のタイミング | 診断直後の基本 | 症状が進行した際に追加 | 急性増悪時に短期 |
| 長期使用 | 可能 | 調整が必要 | 推奨しない |
| 定期モニタリング | 疼痛スコア | 腎臓・電解質 | 肝数値・体重 |
具体的な薬物の選択と用量は、獣医師が体重と神経検査の結果に基づいて決定します。
麻酔や手術の前には、このような準備をしましょう。
MRIや麻酔が必要な検査を受ける前には、必ず心エコー検査を先に行う必要があります。キャバリアは、症状がない段階でも弁膜症による逆流が進行している可能性があるため、麻酔薬の選択や輸液速度は一般的な小型犬とは異なります。神経科と心臓科の両方を備えた二次医療機関で評価を受けるのが安全です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Ettinger SJ, Feldman EC, Cote E. Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed. Chapter on Chiari-like Malformation and Syringomyelia
[2] Smith FWK et al. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Chapter 8 Cardiovascular Disorders — Mitral Valve Disease
[3] Tilley LP, Smith FWK. Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats — Myxomatous Mitral Valve Disease (MMVD)
[4] Rusbridge C. Neurological Diseases of the Cavalier King Charles Spaniel. Journal of Small Animal Practice, 2005