パピヨンに多い膝蓋骨脱臼、僧帽弁症、歯石の原因・症状・管理法を獣医学顧問団がまとめました。


このような症状が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
後ろ足を突然持ち上げて歩いたり、歩行時に悲鳴のような声を上げたり、片方の脚を跛行する症状が繰り返される場合は、膝蓋骨脱臼を疑う必要があります。特に散歩中に突然立ち止まり、脚を後ろに伸ばすような動作を頻繁に見せる場合は、2度以上である可能性があります。後ろ足の筋肉が目立って細くなっている場合は、すでに進行している状態である恐れがありますので、早めに動物病院を受診してください。


パピヨンのお飼い主様が見過ごしやすいポイント
パピヨンは活発で痛みをあまり表に出さない性質があるため、膝蓋骨脱臼の初期症状を飼い主さんが見逃してしまうケースが少なくありません。「たまに足を上げて歩いているが、また普通に歩けるようになる」という行動が繰り返されている場合、すでに2級以上になっている可能性があります。また、心臓病の初期症状である軽い咳を風邪と勘違いすることもよくあります。小さな変化でも記録しておき、検診の際に獣医師に伝えてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[2] Schaer, M., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, CRC Press, 2022
[3] Tobias, K. M. & Johnston, S. A., Veterinary Surgery: Small Animal, 2nd Ed, Elsevier, 2018
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[5] Gorrel, C., Veterinary Dentistry for the General Practitioner, 2nd Ed, Saunders, 2013