ボーダー・コリーは二重毛構造のため、抜け毛や絡まりが多く、週に2〜3回のブラッシングが必須です。季節ごとの換毛期とスキンケアのポイントを一覧でまとめました。


| 項目 | 普段 | 換毛期 | 備考 |
|---|---|---|---|
| オーバーコートのブラッシング | 週2〜3回 | 毎日 | ピンブラシを使用 |
| アンダーコートの間引き | 週1回 | 週3〜4回 | アンダーコートレーキ |
| シャンプー | 月1〜2回 | 月2回 | 低刺激シャンプー |
| 肉球の毛のお手入れ | 月1回 | 月1回 | 滑り止め |
| 耳掃除 | 週1回 | 週1回 | 獣医師推奨の洗浄剤 |
ワンちゃんのコンディション・皮膚の状態に合わせて調整してください

ボーダーコリーの手入れで絶対に避けるべきこと
二重毛をむやみに短く刈り込むトリミング(バリカン処理)は、暑さ対策にはあまり効果的ではありません。美容目的のトリミングは、特に必要な場合を除き任意のものとして捉えるのが良く、皮膚病の治療など獣医学的な理由がある場合は、獣医師の判断に基づいて行うのが安全です。また、一部の犬は特定の殺虫シャンプーや外部寄生虫駆除薬に対して敏感に反応することがあるので、薬用シャンプーや外部寄生虫駆除薬を使用する前には必ず獣医師と相談してから使用してください。外部寄生虫の予防・管理は、普段から継続的に行っておくことが望ましいです。

このような症状が見られたら、動物病院へ
グルーミング中に以下の症状が見られた場合は、単なるお手入れの範囲を超えて、獣医師による診察が必要です。 - 皮膚の赤く腫れた部位が24時間以上持続する場合 - 特定の部位を執拗に舐めたり、円形に脱毛が生じたりする場合 - フケや角質がひどく、異臭がする場合 - 耳から茶色の分泌物が出たり、悪臭がしたりする場合 特にボーダー・コリーはアトピー性皮膚炎や真菌性皮膚炎に罹患しやすい傾向があるため、自己判断よりも獣医師による診察の方が安全です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Esson DW, Calvarese S. Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed. John Wiley & Sons, 2022. (Chapter 134: Collie Eye Anomaly)
[2] The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me — Coat & Skin Care Chapter
[3] Parker HG et al., Breed relationships facilitate fine-mapping studies, Genome Research, 2007