ボンベイ猫の遺伝的な健康上の弱点、注意すべき病気、そして日常のケア方法についてまとめました。


このような症状が見られた場合は、すぐに病院へお越しください。
ボンベイ猫が口を開けて呼吸をしていたり、突然後ろ足を引きずったり、呼吸が異常に速くなっている場合は、心臓病の緊急症状の可能性があります。特に安静時に呼吸が目立って速くなったり、苦しそうにしている場合は、心肺機能に異常がある危険信号と捉えるべきです。これらの症状は時間との勝負となるため、直ちに近くの動物病院を受診してください。


譲渡前に必ず親猫の健康履歴を確認してください。
ボンベイ猫はバーミーズ系から分岐した品種です。肥大型心筋症は遺伝子変異に関連する家族性疾患とされているため、親猫の健康履歴を確認することが重要です。譲渡を受ける前に、必ず親猫の心エコー検査結果と遺伝子検査の履歴を確認してください。心エコー検査は肥大型心筋症をスクリーニングする上で最も感度の高い検査であり、信頼できるブリーダーはこうした情報を透明に公開しています。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Little SE. The Cat: Clinical Medicine and Management. 2nd ed. Elsevier Saunders; 2012. Chapter 50: Feline Breed Genetics.
[2] Côté E, MacDonald KA, Meurs KM, Sleeper MM. Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats. Elsevier; 2024. Chapter 11: Hypertrophic Cardiomyopathy.