ボクサーは、不整脈を誘発する右心室心筋症に対して遺伝的に脆弱な犬種です。注意すべき症状から、年齢別の検診計画や家庭での管理法までをまとめました。

この症状が見られた場合は、直ちに救急動物病院へお越しください。
突然の失神(倒れ込み)、運動中の虚脱感、持続的な咳、呼吸困難、歯茎の蒼白または紫色への变色といった症状は、生命を脅かす心臓不整脈の兆候である可能性があります。24時間対応の緊急動物病院へ直ちに受診してください。


| 項目 | 推奨検診項目 | 検診周期 |
|---|---|---|
| 2歳以前 | 聴診+心臓超音波(先天性心臓奇形の確認) | 生後2か月から年1回 |
| 2~5歳 | 聴診+心臓超音波 | 年1回 |
| 5歳以降 | 聴診+心電図+ホルター検査 | 6か月~1年ごと |
先天性心臓奇形のスクリーニングは聴診だけでは精度が低く、心臓超音波が必要であり、心臓の異常が見つかった場合は獣医師の指示に従って検診周期を調整します

譲渡・里親になる前に確認すべきことと保険加入のコツ
ボクサーは心筋症が遺伝しやすい犬種です。購入や里親になる前には、親犬の心臓検査の履歴と遺伝子検査の結果を確認することをお勧めします。犬のうちからペット保険に加入しておけば、心臓の定期検査や治療費の負担を大幅に軽減できます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Meurs KM. Boxer dog cardiomyopathy: an update. Vet Clin North Am Small Anim Pract, 2004;34(5):1235–44.
[2] Basso C, Fox PR, Meurs KM et al. Arrhythmogenic Right Ventricular Cardiomyopathy Causing Sudden Cardiac Death in Boxer Dogs: A New Animal Model. In: Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats.
[3] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed. Section 5.2.1A: Arrhythmogenic Right Ventricular Cardiomyopathy.
[4] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. Case 37: Adult Boxer with syncopal episodes.