スコティッシュフォールドは、耳が折れる原因となる遺伝子自体が軟骨の異常と関連しているため、骨軟骨異形成症、多嚢胞腎、肥大性心筋症といった疾患を生涯にわたって管理していく必要がある品種です。飼い主の方が知っておくべき遺伝性疾患5つと、早期発見のサインをまとめました。


このような兆候が見られたら、すぐに病院へお越しください。
次の症状は、骨軟骨異形成症や心臓病の進行を示すサインである可能性があります。 • ジャンプ回数が急に減ったり、家具の上に乗るのを拒んだりする • 後ろ足を引きずったり、足首が内側に曲がって見える • 呼吸が速くなったり、口を開けて息をする • 突然倒れたり、後ろ足に力が入らなくなる • 食欲が落ち、体重が減る これらのうち1つでも24時間以上続く場合は、すぐに診察を受けてください。
| 項目 | 骨軟骨異形成症 | 肥大型心筋症 | 多発性嚢胞腎 |
|---|---|---|---|
| 推奨される初回検診時期 | 生後6か月 | 1歳前後 | 生後6〜12か月 |
| 主な検査 | X線・CT画像 | 心臓超音波 | 腹部超音波・遺伝子検査 |
| その後の追跡周期 | 1年 | 1年 | 1〜2年 |
| 早期発見の可能性 | True | True | True |
個体の状態に応じて獣医師が周期を調整することがあります。

スコティッシュフォールドの譲渡・交配には注意が必要です
折れ耳遺伝子は、一対で受け継ぐほどに骨軟骨異形成症が重度に現れます。折れ耳猫同士の交配では、すべての猫に重度の関節奇形リスクがあるため、国際獣医学界でも推奨されていません。保護者が自ら交配を計画する場合は、必ず獣医師と相談し、猫を迎える際には親猫の健康診断記録を請求することが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little, S. The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Chapter 52 Genetics of Feline Diseases and Traits
[2] Schaer, M. & Gaschen, F. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, Section III — Osteochondrodysplasia
[3] Gough, A., Thomas, A., O'Neill, D. Breed Predispositions to Disease in Dogs and Cats, 3rd Edition