ジャック・ラッセル・テリアが遺伝的に脆弱な水晶体脱臼、膝蓋骨脱臼、後期発症の運動失調などの主要な疾患と、保護者が気をつけるべき検診のポイントについてまとめました。

| 項目 | 水晶体脱臼 | 膝蓋骨脱臼 | 後発性運動失調 |
|---|---|---|---|
| 主な発症時期 | 主に成犬期 | 幼い犬〜成犬 | 比較的幼い時期 |
| 主な症状 | 目の充血・痛み・視力低下 | 片脚を上げる・スキップのような歩き方 | ふらつき・転倒・バランスを失う |
| 遺伝子検査が可能 | True | False | True |
| 緊急度 | 非常に高い | 段階によって異なる | 進行性・管理中心 |
症状は個体によって異なることがあります。疑わしいサインが見られたら、すぐに獣医師に相談してください。

このような兆候は緊急事態です。すぐに動物病院へお越しください。
次の兆候のいずれかが24時間以上続いたり、突然現れたりした場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。「少し様子を見てみよう」という選択が、最も危険な結果を招く可能性があります。 • 片方の目が突然充血し、腫れてきたとき • 足を全く使えず、悲鳴を上げているとき • ぶらつき、まっすぐ立てないとき • 発熱や食欲低下が繰り返し現れるとき(周期性好中球減少症を疑う) • 発作や意識低下の兆候が見られるとき

飼い主さんが毎月確認するセルフチェックポイント
病院での検診の間も、飼い主さんが自宅でチェックできるサインがあります。月に1回、以下の項目を軽く点検してみてください。 • 両目の色・澄み具合・瞬きが左右対称かどうか • 平地・階段・ジャンプ後の着地で、跛行やためらいがないか • 散歩中にまっすぐ歩いているか、片側に傾いていないか • 歯茎の色がピンク色かどうか(蒼白や繰り返しの感染症は、好中球異常のサインとなる可能性があります) • 普段より睡眠時間が増えているか、遊びへの意欲が低下していないか

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Cyclic Hematopoiesis in Jack Russell Terriers
[3] Farias FH et al., A truncating mutation in ATP13A2 is responsible for adult-onset neuronal ceroid lipofuscinosis in Tibetan terriers, 2011 (관련 신경계 유전질환 비교 자료)
[4] Gould D et al., ADAMTS17 mutation associated with primary lens luxation in terrier breeds, 2011