ゴールデンドゥードルが特にかかりやすい股関節形成異常、拡張型心筋症、リンパ腫について、早期発見のサインと生涯にわたるケアのポイントをおまとめしました。


このような症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診してください。
次のような症状が見られた場合は、24時間以内に動物病院での診察が必要です。呼吸が浅く速い、または舌が青紫色になっている場合、突然元気がなくなり歯茎が蒼白になっている場合、首やわきの下に硬いしこりが触れる場合、片方の脚を全く使えない場合などが該当します。特に心臓に関連する症状は緊急事態である可能性が高いため、時間を空けずに速やかに受診してください。

| 項目 | パピー(~1歳) | 成犬(1~6歳) | シニア(7歳以上) |
|---|---|---|---|
| 基本健康診断 | 年2回 | 年1回 | 年2回 |
| 股関節レントゲン | 12~18か月で1回 | 症状があるとき | 年1回 |
| 心臓超音波 | 3年に1回 | 年1回 | |
| がんスクリーニング血液検査 | 年1回 | ||
| 歯科検診 | 年1回 | 年1回 | 年2回 |
獣医師と相談のうえ、個体ごとの健康状態に合わせて調整します。

ミックス犬だからといって、遺伝性疾患のリスクがゼロというわけではありません。
ゴールデン・ドゥードルは、「ミックス犬は健康だ」という認識があるため、遺伝子検査が後回しにされがちです。しかし、両親の品種双方から遺伝性疾患を引き継ぐ可能性があります。里親になる前にブリーダーに両親の遺伝子検査(股関節・フォン・ヴィレブランド病・薬物感受性遺伝子)の結果を依頼し、結果がない場合は里親になった後、1歳前後で遺伝子パネル検査を受けることをおすすめします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] The Dog Care Handbook — Hip Dysplasia in Predisposed Breeds
[2] Textbook of Veterinary Orthopaedic Surgery — Canine Hip Dysplasia Diagnosis
[3] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed — Lymphoma & Hypercalcaemia
[4] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed — Breed Predisposition to Tumours
[5] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases — Golden Retriever Cancer Risk