サバ猫(タビ猫)の柄の種類、遺伝的背景、性格の特徴、健康管理のポイントについて、わかりやすくまとめました。

| 項目 | マッカレルタビー | クラシックタビー | ティックドタビー | スポッテッドタビー |
|---|---|---|---|---|
| 模様の形態 | 細い縞模様が背中からお腹の方へ下がっています | 幅広い渦巻き・蝶の羽のような模様です | 縞模様がなく、毛ごとに色の帯が交互に現れます | 縞模様が途切れて点状に現れます |
| 遺伝様式 | 野生型(優性) | 劣性 | 優性 | 変異型 |
| 代表的な品種 | コリアンショートヘア、アメリカンショートヘア | ブリティッシュショートヘア、ペルシャ | アビシニアン、ソマリ | ベンガル、オシキャット |
| M字の額模様 | あり | あり | あり | あり |
すべてのタビータイプは、額に共通してM字模様が現れます

「サバ猫=コリアン・ショートヘア」というのは誤解です。
韓国では「サバ柄の猫=コリャン(韓国短毛猫)」と考える方が多いですが、正確ではありません。コリャンは韓国の在来猫全体を指す名称であり、サバ柄は世界中の80品種以上で見られる模様パターンです。逆に、コリャンの中でもオレンジ(チーズ)、タキシード、三毛など、サバ柄ではない子もたくさんいます。模様だけで品種を断定するのは避けましょう。


品種によって遺伝性疾患のチェック項目が異なります。
同じサバの縞模様でも、品種によって注意すべき遺伝性疾患は異なります。猫には品種ごとに遺伝的にかかりやすい疾患があるため、それらの品種特有の遺伝性疾患は獣医遺伝学的検査で確認することが重要です。模様ではなく、品種を基準に遺伝性疾患の検査を受けることが大切で、里親になる際には親猫の健康履歴も確認してみてください。どのような遺伝性疾患の検査が必要かは、獣医師と相談してその品種に合った検診計画を立てるのが最も確実です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little SE. The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2012. Chapter 67: Feline Genetics.
[2] Kaelin CB, Xu X, Hong LZ, et al. Specifying and sustaining pigmentation patterns in domestic and wild cats. Science, 2012;337(6101):1536-1541.
[3] Lyons LA. Feline Genetics: Clinical Applications and Genetic Testing. Topics in Companion Animal Medicine, 2010;25(4):203-212.