ペットの追悼儀式の種類と、段階ごとの進め方をまとめました。葬儀直後から四十九日法要、一周忌まで、心を整える方法をお伝えします。

| 項目 | ご葬儀の直後 | 四十九日(約7週間) | 百か日 | 命日(一周忌) |
|---|---|---|---|---|
| 意味 | お別れの挨拶 | 魂を送り出す時間 | 日常復帰の見直し | 記憶の定着 |
| おすすめの儀式 | 火葬・樹木葬 | 静かな追悼の祈り | 手紙を書く | 思い出を語る集い |
| 感情の状態 | 急性の悲しみ | 無気力・虚無感 | 罪悪感の整理 | 受容・感謝 |
| 飼い主がすること | ご遺骨の収骨 | 写真の整理 | 遺品整理の開始 | アルバムの完成 |
表は一般的な流れであり、ご自身のペースに合わせて調整してください。

このような状態が2週間以上続く場合は、専門家の相談が必要です。
ペットを失った後の悲しみは自然な反応ですが、次のような症状が持続する場合は、「持続性複雑悲嘆障害(Complicated Grief)」を含む専門的な評価が必要になる可能性があります。それは、食事や睡眠の障害が毎日続く場合、日常生活が困難になる場合、自傷や自殺の念が浮かぶ場合、そして極度の罪悪感に囚われている場合です。Shear(2010)の研究によると、専門的な悲嘆カウンセリング(CGT)は、こうした状態において症状を有意義に軽減するとされています。このような症状が現れた場合は、一人で我慢せず、ぜひ支援を求めてください。

お子様や高齢者の保護者の方は、特別なケアが必要です。
お子さんがいる場合は、「虹の橋」のような、子どもにも理解しやすい言葉で説明し、絵を描いたり手紙を書いたりする参加型の追悼を勧めます。隠したり急に片付けたりすると、かえって混乱を招くことがあります。高齢の飼い主の場合は、ペットが重要な情緒的なパートナーであることが多く、喪失後にうつや孤立のリスクが高まる可能性があります。家族が頻繁に訪ね、必要に応じて地域の相談センターやかかりつけ獣医師との相談を手配してください。追悼は一人で行うものではありません。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Lindemann E, Symptomology and management of acute grief, Am J Psychiatry 101:141-148, 1944
[2] Shear MK, Complicated grief treatment: the theory, practice and outcomes, Bereave Care 29(3):10-14, 2010
[3] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed — Grief and bereavement chapter
[4] Tousley M, Helping Seniors with Pet Loss, Grief Healing Blog, 2014