犬の腹膜透析は、慢性腎臓病が進行した際に腎臓機能を代替する治療法として用いられ、飼い主の方が必ず理解しておくべき重要な情報をまとめました。




腹膜炎が疑われる場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
発熱、腹痛、カテーテル周囲の腫脹、排出される透析液がにごっている(混濁している)場合は、腹膜炎を疑うことができます。腹膜炎は命を脅かす可能性があるため、直ちに病院を受診して検査を受ける必要があります。

| 項目 | 腹膜透析 | 血液透析 |
|---|---|---|
| 実施場所 | 主に病院(家庭用機器は未普及) | 病院(透析センター) |
| 装置の複雑さ | 低い | 高い |
| 血管アクセスの必要性 | なし | 必要 |
| 体外循環の有無 | なし(血液が体の外に出ない) | あり |
| 費用 | 高い | 高い |
腹膜透析は透析器を使わずに腹膜を利用し、血管アクセスが必要ありません。ただし、現在動物用の専用サイクラーがないため、ほとんどの場合は病院で医療スタッフが実施し、どちらの方法も費用の負担が大きい傾向があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Tobias KM, Johnston SA (2012). Veterinary Surgery: Small Animal. Elsevier Saunders, St Louis.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 8th Edition. Wiley-Blackwell, 2018.
[3] Kirk RW, Bonagura JD (2006). Current Veterinary Therapy: Small Animal Practice. Elsevier Saunders.