犬の糞食癖(食糞症)の原因、行動修正法、そして動物病院を受診する目安を、飼い主の方がわかりやすく理解できるようQ&A形式でまとめました。


このような場合は、すぐに動物病院を受診してください。
食糞症と一緒に以下の症状が見られる場合は、まず医学的な原因を確認する必要があります。食糞症そのものよりも、基礎疾患の方がより危険な可能性があります。 • 体重が著しく減少している場合 • 糞便が脂っぽかったり、消化されていない食べ物が混じっている場合 • 嘔吐や下痢が繰り返される場合 • 寄生虫が疑われる場合(腹部膨満、肛門周囲のかゆみ) • 突然食糞症が始まった場合(以前にはなかった行動)


矯正する際に絶対にやってはいけないこと
食糞症を防ごうとして、かえって症状を悪化させる行動があります。 • 大声や体罰は厳禁: ストレスが原因の場合、不安がさらに増して症状が悪化します • 過剰な反応は厳禁: 飼い主さんが大きく反応すると、犬は「関心を引く手段」として学習してしまいます • 叱った後の放置は厳禁: なぜ叱られているのか理解できないと、犬の混乱だけが大きくなります 静かに行動を遮断し、正しい行動のみに報酬を与えるアプローチの方が、はるかに効果的です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed. Wiley-Blackwell, 2012.
[2] Englar RE. The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me. 5M Books, 2024.
[3] Schaer M, Gaschen F. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. CRC Press, 2022.