猫の肥大型心筋症遺伝子検査は、メインクーンやラグドール猫に特有の遺伝的リスクを把握するための重要な検査です。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をQ&A形式でまとめました。




心臓に異常な症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診してください。
呼吸困難、咳、ショック症状、倒れ込み(失神)などが現れた場合は、すぐに動物病院へお越しください。これらの症状は、うっ血性心不全や致命的な不整脈、突然死へとつながる兆候である可能性があります。遺伝子検査の結果にかかわらず、これらの症状は命を脅かすものとなるため、迅速な対応が不可欠です。

| 項目 | 価格(韓国基準) | 正確性・意味 | 対象品種 |
|---|---|---|---|
| MYBPC3変異検査 | 約10,000円 | 特定の変異(メインクーンのA31P・ラグドールのR820W)のみを検出。メインクーンのHCMの34〜40%、ラグドールの17〜23%で確認され、陽性でも発症しないことがあり、陰性でもその後発症することがあるため、診断確定用ではありません | メインクーン、ラグドール |
| 心臓遺伝子パネル | 約30,000円 | 現在の商用遺伝子検査はメインクーン・ラグドールのMYBPC3変異に限り有効であり、その他の品種には有用ではありません | メインクーン、ラグドール中心 |
| 心臓バイオマーカー(NT-proBNP) | 約8,000円 | 無症状のHCMスクリーニングに用いる補助検査であり、軽微な場合は偽陰性が生じることがあるため単独での診断用ではありません | すべての品種 |
遺伝子検査とバイオマーカーはスクリーニング・参考用であり、HCM診断の基準検査は心臓超音波(心エコー)です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2023, Elsevier
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2021, Elsevier
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022, Wiley