猫の肥大型心筋症(HCM)は、心筋が異常に厚くなって心機能が低下する疾患です。遺伝的要因が大きく、早期発見と適切な管理が重要です。



すぐに病院を受診する必要があるサイン
猫が突然麻痺したり、激しい呼吸困難を示したり、心拍数が非常に速くなったりした場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これは血栓が生じて深刻な合併症が起きている可能性が高いです。早期治療は生存率を大幅に向上させます。



メインクーンとラグドール猫の注意点
メインクーンやラグドール猫では心筋症(HCM)に関連する遺伝子変異が頻繁に確認されるため、里親になる前に遺伝子検査を受けることをお勧めします。また、発症した猫の子どもは必ず検査を受け、動物病院で推奨される管理計画に従うことが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | リスク度 | 遺伝子検査結果 | 主な管理ポイント |
|---|---|---|---|
| 低リスク | 陰性 | 正常な心機能 | 日常的な管理を維持 |
| 中リスク | ヘテロ接合体 | 4〜5歳以前はリスクが低い | 毎年の心エコー検診を推奨 |
| 高リスク | ホモ接合体 | 若齢での重度HCMのリスク | 毎年の心エコー検診、症状時は薬物治療 |
メインクーンとラグドールの場合、遺伝子検査結果に応じて管理戦略が異なります。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2022
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed, 2021
[3] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2020