猫の歯吸収性病変(FORLs)は、歯のエナメル質と象牙質が徐々に吸収される歯の疾患であり、痛みを引き起こす可能性があるため、早期発見が重要です。



直ちに動物病院を受診すべき場合
猫が食べ物を食べなくなったり、口をなめる頻度が急激に増したり、口臭がひどくなったりした場合は、すぐに獣医師に相談してください。痛みがひどくなると、治療がより困難になります。



再発の予防と品種に関する注意点
FORLsは、1本の歯に発生すると、同じ口腔内の他の歯にも同様の病変が同時に現れることが多く、通常は複数の永久歯に及ぶものです。特定の品種でより頻繁に発生するという明確な根拠は確立されていませんが、年齢を重ねるにつれて発症リスクが高まることが知られています。そのため、1本の歯の治療後も、口腔全体を定期的に点検し、早期診断と管理を行うことが、新たな病変を見逃さないための鍵となります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Bellows J. Feline Dentistry – Oral Assessment, Treatment, and Preventative Care. 1st ed. Ames: Wiley-Blackwell; 2010.
[2] Thatcher CD, Hand MS, Remillard RL. Small animal clinical nutrition: an iterative process. In: Hand MS, Thatcher CD, Remillard RL, eds. Small Animal Clinical Nutrition. 5th ed. Topeka: Mark; 2010.
[3] Anderson JG, Harvey CE, Flax B. Clinical and radiographic evaluation of external odontoclastic resorptive lesions in cats (abstract). J Vet Intern Med. 1993;7:134.