犬の網膜剥離は、視力低下や失明につながる可能性のある深刻な眼科疾患です。早期発見と適切な治療が重要です。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
急に視力が低下したり、両目の瞳孔が大きく開いて光に反応しなくなったりした場合は、すぐに獣医師にご相談ください。特に外傷を負っている場合や、高血圧などの全身疾患がある場合は、急性の網膜剥離の可能性があります。網膜剥離は、比較的最近(1~3週間以内)に適切に対処するほど視力保存の可能性が高まるため、早期の診断と治療が重要です。



特定の犬種は網膜剥離のリスクが高いため、注意が必要です。
コリー、ラブラドール・リトリバー、ジャーマン・シェパード、オーストラリアン・シェパードなどの一部の犬種は、先天性の素因があるため、網膜剥離の発症リスクが高いです。特にコリーの場合、「コリー眼異常(CEA)」が原因となることもあります。犬を里親として迎える前に、犬種ごとの遺伝性疾患検査を受けることをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Esson DW, Calvarese S. Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed. Wiley; 2022.
[2] Gelatt KN. Veterinary Ophthalmology. 5th ed. Wiley; 2018.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th ed. Wiley; 2021.