ペットフードの賞味期限は、未開封状態での品質保証期間です。開封後は、ドライフードは4~6週間、ウェットフードは2~3日以内に与えるのが安全です。

| 項目 | ドライフード(キブル) | ウェットフード(缶・パウチ) | フリーズドライ/生食 |
|---|---|---|---|
| 未開封の賞味期限 | 製造日から12~18か月 | 製造日から24~36か月 | 製造日から12~24か月 |
| 開封後の常温保存 | 4~6週間以内 | 給与後に廃棄 | 1~2週間以内 |
| 冷蔵保存の場合 | 推奨しない | 2~3日 | 2~3週間 |
| 冷凍保存の場合 | 推奨しない | 2~3か月 | 6か月 |
メーカーのガイドや保管環境によって差が生じる場合があります

このような場合は、絶対に与えないでください。
賞味期限が切れている、または酸っぱい匂いやカビ、虫の気配があるエサは、もったいないと思っても絶対に与えてはいけません。劣化したエサは嘔吐や下痢、食欲不振だけでなく、肝臓や腎臓への毒性を引き起こす可能性があります。特にカビ毒(アフラトキシン)は少量でも致命的な肝臓障害を引き起こすことがあるので、注意が必要です。劣化が疑われるエサを食べた後に異常な症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。

処方箋や特殊療法食は、より厳格に管理しましょう。
獣医処方食や腎臓・肝臓・低脂肪などの特殊目的のフードは、一般的なペットフードよりも厳格な賞味期限管理が必要です。特定の栄養素の比率が治療効果に直結するためです。処方食は開封後、できるだけ早く使い切ることをお勧めします。正確な使用期限については、メーカーの指示を最優先するのが最も安全です。処方食はできるだけ小容量で頻繁に購入し、期限が近づいたら獣医師に相談して再処方を受けるようにしてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ, Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed, Chapter 8 Commercial and Home-Prepared Diets, 2024
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, Section V Elements of Therapy, Chapter 25, 2023
[3] AAFCO Official Publication, Pet Food Labeling Requirements, 2024