犬のレプトスピラによる腎臓侵襲は、ワクチン未接種や汚染された水への接触時にリスクが高まります。保護者が知っておくべき症状と対処法をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が突然食欲を失い、ぐったりと倒れ込んでいたり、嘔吐や尿量の急激な減少(ほとんど出ない状態)が見られる場合は、直ちに動物病院へ連れて行ってください。これは腎機能が重度に損傷した急性腎障害の兆候である可能性があります。レプトスピラ症は重症の場合、急速に死亡に至るため、入院と集中的な補助療法が必要です。



注意すべき点
レプトスピラ菌はヒトにも感染する可能性があります。愛犬が病院を受診中や治療中の間は、必ず手を洗い、感染した排泄物は速やかに処理してください。家族の中に免疫力が低下している方がいる場合は、接触を避けるのが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | ワクチンの種類 | 効果の持続期間 | 主な副作用 | 推奨時期 |
|---|---|---|---|---|
| 1種ワクチン | レプトスピラ1種 | 1年 | 軽い発熱 | 12週(約3か月)齢から |
| 4種ワクチン | レプトスピラを含む4種 | 1年 | 発熱、ショック反応 | 12週(約3か月)齢から |
| 7種ワクチン | レプトスピラを含む7種 | 1年 | 発熱、浮腫 | 12週(約3か月)齢から |
ワクチンの種類は、犬の生活環境とリスク度に応じて獣医師が推奨します。基礎接種は生後約12週から2〜3週間隔で2〜3回行い、免疫の持続期間が短いため毎年の追加接種が推奨されます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] The Merck Veterinary Manual, 12th Edition, 2021
[3] American Veterinary Medical Association (AVMA) Guidelines on Leptospirosis Prevention, 2023