猫のマスト細胞腫は、グレードによって治療法や予後が異なります。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をQ&A形式でまとめました。



| 項目 | 悪性度 | 主な治療法 | 再発の可能性 |
|---|---|---|---|
| グループ1(良性) | 低い | 外科的切除 | 低い(一部再発の可能性あり) |
| グループ2(悪性) | 高い | 手術+必要に応じて抗がん剤/分子標的治療を検討 | あり(転移の可能性あり) |
猫の肥満細胞腫は、分裂像の数と細胞形態によってグループ1(良性)・グループ2(悪性)の2段階に分類され、手術が第一選択の治療で、多くは手術のみで長期生存します。

このような場合は、すぐに動物病院を受診してください。
腫瘍が急速に大きくなる、皮膚が赤く腫れる、猫が腫瘍の部分を頻繁に掻いたり刺激したりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。また、食欲が低下したり嘔吐が繰り返されたりする場合は、腫瘍に関連する全身症状である可能性があり、診察が必要です。これは悪性(グループ2)であるか、内部臓器へ進行している兆候である可能性があります。

治療中の注意点
抗がん剤を服用中の猫は、食欲不振や嘔吐、下痢などの副作用が生じる可能性があります。投薬前に必ず獣医師にご相談ください。また、食事の内容を少し変更することも、症状の緩和に役立つことがあります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Hawkins E, et al. (2018) Feline mast cell tumors: diagnosis, grading, and treatment. Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice, 48(3), 487–504.
[2] Bergman PJ, et al. (2015) Prognostic factors in feline cutaneous mast cell tumors: a retrospective study of 128 cases. Journal of Veterinary Internal Medicine, 29(4), 1175–1181.