獣医栄養学の基準に基づき、ペットフードやおやつを正しく保管して酸化・カビ・ダニの汚染を防ぐ方法をまとめました。開封後の賞味期限から冷蔵・冷凍の原則まで、一度に確認しましょう。

| 項目 | ドライフード | ウェット・パウチ | フリーズドライ・手作りおやつ |
|---|---|---|---|
| 常温保管 | 4〜6週間 | 開封後すぐ不可 | 2〜3週間 |
| 冷蔵保管 | 推奨しない | 2〜3日 | 2〜4週間 |
| 冷凍保管 | 小分け時3ヶ月 | 1ヶ月 | 1〜2ヶ月 |
| 元の包装のまま保管 | True | True | True |
開封日をパッケージに書いておくと管理が楽です。常温は25℃以下・直射日光の当たらない場所が基準です。

このようなペットフードは、すぐに廃棄してください。
酸敗やカビが生えたペットフードはもったいないと感じても与えてはいけません。急性の嘔吐や肝毒性のリスクが高まります。 - 酸っぱい匂い、油の酸化臭、普段とは異なる異臭 - ペレットの表面に白や緑の粉(カビ)が見られる - 湿ってべたついている、または固まっている - 小さな虫やダニが見える - 賞味期限が過ぎている(未開封でも不可)

猫の飼い主様が特に注意すべき点
猫は犬よりも嗅覚が敏感なため、わずかな油脂の酸化でも食べなくなることがあります。食べないからといってすぐに「偏食」と判断せず、まずはにおいや色、食感を確認してみてください。また、猫はタンパク質の必要量が多く、油脂の酸化だけでなくタンパク質の変性にも影響を受けやすいため、ドライフードは少量を頻繁に購入することをおすすめします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed — Chapter 8: Commercial and Home-Prepared Diets
[2] Hand MS et al. Small Animal Clinical Nutrition, 5th Ed — Commercial Pet Food Safety and Storage
[3] AAFCO Official Publication — Pet Food Labeling and Storage Guidelines