愛犬や愛猫が点滴を受けている間、点滴ラインを安全に管理する方法をステップバイステップでまとめました。詰まり・感染症・外れを防ぐための重要なチェックポイントもご紹介します。

| 項目 | 正常 | 注意 | 直ちに中止 |
|---|---|---|---|
| カテーテル挿入部 | 清潔・乾燥 | やや赤い | 腫れて熱感・膿 |
| 輸液の滴下 | 一定の速度 | 速度が遅くなる | 滴下が止まる |
| チューブ内部 | 透明 | 血液の逆流が少量 | 血液で満たされ凝固 |
| ペット | 快適 | しきりに掻く | 足の腫れ・痛みを訴える |
注意段階の兆候を見つけたら、直ちに獣医師に知らせ、指示に従って対処してください

このような場合は、すぐに病院へご連絡ください。
以下の症状が一つでも見られた場合は、輸液を一旦停止し、すぐに病院へご連絡ください。1)カテーテル挿入部位が腫れ、触ると冷たいか熱い 2)ライン内に長い気泡が入っている 3)ペットが痛みで悲鳴を上げたり、足を上げて床につけなかったりする 4)10分以上、一滴も滴下しない 5)カテーテルが抜けて出血している。特に挿入部位の発熱や膿は感染の兆候ですので、遅延せずに対処する必要があります。

猫の場合は、特にラインのズレに注意してください。
猫は体が柔軟で、口や足でカテーテルを触ってしまうことがあるため、抜去には特に注意が必要です。可能であればケージや狭い空間で安静にし、輸液中はおもちゃやジャンプ台などを片付けてください。猫は正確な輸液管理が必要な動物ですので、カテーテルが抜けた場合は決して勝手に再挿入せず、必ず獣医師の診察を受けてください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Silverstein DC, Hopper K, Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed, Elsevier, 2023
[2] Creedon JMB, Davis H, Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed, Wiley, 2022
[3] DiBartola SP, Fluid, Electrolyte, and Acid-Base Disorders in Small Animal Practice, 4th Ed, Elsevier, 2012