犬の腎機能早期スクリーニング(SDMA)は、老化や疾患による腎臓の損傷を早期に発見するための重要な検査です。飼い主の方が知っておくべき主な質問と回答をまとめました。




SDMA値が高い場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
SDMA値が正常範囲を超えている場合、腎機能の低下を示すサインである可能性があります。ただし、脱水などの腎臓以外の要因でも上昇することがあるため、獣医師にご相談いただき、再検査や追加検査を通じて原因を特定することが重要です。

| 項目 | SDMA検査 | クレアチニン検査 |
|---|---|---|
| 早期検出が可能な時点 | 腎機能が約40%障害された時点で上昇 | 腎機能が約75%障害された時点で上昇 |
| 早期発見の感度 | 高い(より早く上昇) | 低い(後期に上昇) |
| 活用の推奨 | 早期スクリーニング・定期モニタリングに有用 | 腎機能評価の基本指標 |
| 解釈時の注意 | 脱水など腎臓以外の原因・偽陽性の可能性があり、再検査が必要 | 筋肉量が減少すると低く出ることがある |
SDMAはクレアチニンよりも早期に上昇し、腎臓病の早期発見に有利ですが、脱水などの腎臓以外の要因や分析上の変動により偽陽性が現れることがあるため、再検査と推移の確認が必要です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition, 2022
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2021
[3] Veterinary Clinical Pathology, 5th Edition, 2020