ドッグカフェは様々な犬が集まる場所ですので、基本的なマナーと健康面の準備が不可欠です。入店前のチェックリストから店内でのマナー、注意点までを一度にまとめました。


| 項目 | マナーのある行動 | 注意が必要な行動 |
|---|---|---|
| 入場前 | 接種・駆虫の証明を持参 | 証明なしで口頭での代替を試みる |
| 最初の挨拶 | リードを保ちながら相手の飼い主に同意を求める | すぐに放して他の犬に突進する |
| おやつ | 自分の子だけに静かに与える | 他の犬に許可なくおやつを与える |
| 排泄 | すぐに片付けて床を消毒 | 気づかなかったと言って放置する |
| 攻撃のサイン | 唸り・硬直の時はすぐに引き離す | 遊びと勘違いして見守る |
獣医行動学の教科書と動物病院の臨床基準を参考にしました。

このような場合は、すぐに離してください。
次のような兆候が見られたら、それは遊びではなく、いざこざに発展する前触れです。すぐにわんちゃんを抱き上げたり、リードで離したりして安全を確保してください。 - 体が硬直し、尻尾が垂直に立った場合 - 相手の犬の上に乗り、降りようとしない場合 - 歯をむき出しにして低い唸り声を上げている場合 - 片方の犬が逃げ続け、隅に隠れている場合 - 背中や首の毛が逆立っている場合 このような状態で「うちの子はもともとそんな性子なの」と放置していると、実際に噛みつき事故に発展する可能性があります。

免疫力が弱い犬の場合は、より慎重に対応しましょう。
生後4ヶ月未満の犬、免疫抑制剤を服用中の犬、そして慢性疾患を抱えるシニア犬は、複数の犬が集まる環境では感染リスクが比較的高くなります。基本的なワクチン接種が完了していない犬は、パルボウイルスや犬ジステンパーなどの感染症にかかりやすいため、来訪前に担当の獣医師と相談し、接種が十分に完了してから日程を組むことをお勧めします。体調が優れない場合や、数日前に嘔吐や下痢があった場合も、他の犬への配慮として来訪を延期するのがマナーです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Calder CD, Wright SC, Veterinary Guide to Preventing Behavior Problems in Dogs and Cats, Wiley-Blackwell, 2023
[2] Hutchinson T, Robinson K, BSAVA Manual of Canine Practice, BSAVA, 2015
[3] Miklosi A, Dog Behaviour, Evolution and Cognition, Oxford University Press, 2016
[4] Kogan LR et al., Behavioral effects of auditory stimulation on kenneled dogs, J Vet Behav, 2012