犬の急性腎不全は、腎機能が急速に低下する疾患であり、早期発見と直ちに動物病院を受診することが命を救います。飼い主の方が知っておくべき原因と緊急時の対処法をまとめました。



すぐに動物病院を受診すべき緊急のサイン
犬が突然倒れた、何も食べられない、尿が一切出ない、あるいは嘔吐を繰り返す場合は、直ちに動物病院を受診する必要があります。これは腎機能が重度に損傷している可能性を示す兆候であり、治療が遅れるほど回復が難しくなります。特に無尿や少尿を伴う場合は、予後がさらに悪化する可能性があります。



| 項目 | 急性腎不全 | 慢性腎不全 |
|---|---|---|
| 発症の速さ | 急激(数時間〜数日以内) | ゆっくり(数か月〜数年) |
| 主な原因 | 毒性物質、虚血、感染 | 加齢、遺伝/先天、慢性疾患 |
| 治療の可能性 | 原因・重症度によって異なる(血流性は速やかに回復、実質の損傷は数週〜数か月) | 低い(進行の防止が中心) |
| 予後 | さまざま(死亡率約50%、無尿・乏尿の場合はより悪い) | 普通(継続的な管理が必要) |
急性腎不全は原因と重症度によって回復することもありますが、死亡率が約50%と低くはなく、慢性腎不全は回復よりも管理が中心です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed, 2023
[2] Urinalysis in the Dog and Cat, 2022
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2021