猫の毛色や模様は、単なる外見ではなく、遺伝子の組み合わせによって決まるものです。色やパターンごとに、関連する健康上の特性もまとめました。

| 項目 | 遺伝的特性 | 性別の傾向 |
|---|---|---|
| ソリッド(単色) | a/a劣性の組み合わせ | オスメス同じ |
| タビー(縞模様) | 野生型優性パターン | オスメス同じ |
| 三毛(キャリコ) | X染色体が2本必要 | ほとんどがメス |
| まだら(トーティシェル) | X染色体が2本必要 | ほとんどがメス |
| 白色優勢 | W遺伝子優性 | オスメス同じ |
三毛・トーティシェルのオスはまれに見られ、獣医学の教科書によると、ほとんどが遺伝的キメラ(genetic chimera)であるため不妊である場合が多いです。

白い毛色の猫が注意すべきこと
耳の先端と鼻が色素欠如でピンク色の白い猫は、日光に長時間さらされると扁平上皮癌のリスクが高まります。獣医皮膚科学の教科書によれば、繰り返される紫外線曝露が主な原因です。また、W遺伝子を持つ純白の猫で青い目を持つ個体は、先天性難聴を伴う確率が相対的に高いです。日頃から紫外線対策と聴力反応の確認が必要です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little S., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Chapter on Feline Genetics and Coat Color
[2] Jackson HA, Marsella R., BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition
[3] Lyons LA, Feline genetics: clinical applications and genetic testing, Topics in Companion Animal Medicine, 2010