犬の蛋白喪失性腸症の原因、症状、診断方法から低脂肪食による管理まで、獣医学の資料に基づいてまとめました。



このような場合は、すぐに動物病院へお越しください。
腹部が急激にひどく膨らんだり、呼吸が速くなったり、歯ぐきが蒼白になったりすると、低蛋白血症が深刻な状態にある可能性があります。腹水がたまって呼吸困難が生じれば、それは緊急事態です。アルブミン値が極端に低下すると、さまざまな全身合併症のリスクが高まるため、上記の症状が急激に悪化したり、極度の無気力や完全な食欲消失が伴ったりする場合は、直ちに緊急診療を受けさせてください。

特に注意が必要な犬種
ヨークシャー・テリアは、タンパク質消失性腸症に関連する腸疾患の発症リスクが高いことが獣医学文献で報告されています。ソフトコーテッド・ウィートン・テリア、シャペイ、ノルウェージャン・ルンデフントなどの品種も臨床的に注意対象として挙げられることがありますが、提示された教科書の根拠のみでは遺伝的リスクが明確に確認されていません。この品種の飼い主さん、または慢性的な消化器症状がある犬の飼い主さんは、定期健康診断の際に血液中のアルブミン値も一緒に確認してもらうようお願いするのが良いでしょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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