生後2ヶ月から成犬までの月齢別体重・体高の変化と、小型・中型・大型犬の成長曲線を一目で把握できるようにまとめました。体重管理と食事の基準についても併せてご案内します。

| 項目 | 小型犬(成犬5kg) | 中型犬(成犬15kg) | 大型犬(成犬30kg) |
|---|---|---|---|
| 2ヶ月 | 0.8~1.2kg | 2.0~3.0kg | 4.5~6.0kg |
| 3ヶ月 | 1.3~1.8kg | 3.5~5.0kg | 7.0~9.5kg |
| 4ヶ月 | 1.8~2.5kg | 5.0~7.0kg | 10~13kg |
| 6ヶ月 | 2.8~3.8kg | 8.0~11kg | 17~21kg |
| 9ヶ月 | 4.0~4.8kg | 12~14kg | 24~27kg |
| 12ヶ月 | 4.5~5.2kg | 14~16kg | 27~30kg |
| 18ヶ月 | 5.0kg維持 | 15kg維持 | 29~32kg |
犬種・個体差により±15%のばらつきがある場合があります。絶対値ではなく推移の確認用として活用してください。

このような体重の変化が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
成長期の子犬で次のような兆候が見られたら、できるだけ早く獣医師に相談してください。体重が2週間以上停滞したり、むしろ減少する場合、肋骨や背骨が触らなくても目で見てわかるほど浮き出ている低体重(BCS 1〜2/9)、食欲はあるのに体重が増えない場合(消化・吸収の問題や寄生虫の可能性)、ウエストラインが消失しお腹が垂れるほどの過体重などが代表的な例です。特に若い子犬は体重が順調に増加するのが正常なので、離乳食直後の2〜3ヶ月齢で体重が減る場合は、感染性腸炎などの緊急疾患の兆候である可能性があり、より注意深く観察する必要があります。

大型犬の飼い主さんが特に注意すべき点
大型犬の場合、成長が早すぎること自体が病気の要因となることがあります。獣医栄養学の教科書でも、大型犬・超大型犬には栄養素を過剰に与えないよう供給することが強調されています。カルシウムの過剰摂取は成長板や関節の発達に悪影響を及ぼし、肥満状態で成長すると股関節形成不全のリスクが高まります。特にラブラドール・ゴールデン・ジャーマンシェパード・グレートデーンなどの品種では、ドッグフードの包装に記載された給餌量より10〜15%減らして、ゆっくりと成長させる方が関節の健康にとって有利です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me
[2] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed
[3] Nutrient Requirements of Dogs and Cats, National Research Council
[4] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases