アルドステロン検査は、副腎ホルモンの濃度を測定して低アルドステロン症を診断するための血液検査です。検査の手順、結果の解釈、そして検査前の準備についてご説明します。

| 項目 | 基礎アルドステロン | ACTH刺激検査 | 電解質検査 |
|---|---|---|---|
| 測定対象 | 血中アルドステロン濃度 | 刺激前後のコルチゾール・アルドステロン | ナトリウム・カリウム・塩素 |
| 採血回数 | 1回 | 2回(注射前・後) | 1回 |
| 所要時間 | 約10分 | 約1~2時間 | 約10分 |
| 主な用途 | 補助診断 | 確定診断検査 | スクリーニング |
実際の検査の組み合わせは獣医師が症状と1次血液検査の結果に応じて決定します

このような症状が見られる場合は、一刻も早く動物病院へお越しください。
嘔吐や下痢が繰り返され、強い元気のなさ、食欲低下、体重減少が2週間以上続き、たまに倒れたり震えたりする場合は、アジソン病危機(Addisonian crisis)の可能性があります。この状態は、心停止のリスクがある緊急事態です。24時間以上食べられない場合や、ぐったりしている場合は、すぐに24時間対応の動物病院へ連れて行ってください。

品種・年齢別の参考ポイント
スタンダード・スタンダード・プードル、ポルトガル・ウォーター・ドッグ、ノバスコシア・ダック・トーリング・レトリバー、ベアード・コリー、グレート・デーン、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ロットワイラー、スプリンガー・スパニエルなどの犬種では、発症リスクがやや高いとされています。主に若齢から中年の犬でみられ、オスよりもメスで報告される傾向があります。正確な発症年齢や性別比は個体や研究によって大きく異なるため、断定は難しいので参考程度にご覧ください。猫では低アルドステロン症よりも原発性高アルドステロン症(コン症候群)の方が多く、平均12歳前後の老齢猫で高血圧や低カリウム血症が手がかりとなります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Feldman EC, Nelson RW, Reusch CE, Scott-Moncrieff JCR. Canine and Feline Endocrinology, 4th Edition, Chapter 12: Hypoadrenocorticism
[2] Ettinger SJ, Feldman EC, Cote E. Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Edition
[3] Plumb DC. Veterinary Drug Handbook (수의약리학 교과서)