犬の肥満管理に役立つダイエットフードTOP5を、タンパク質・カロリー・食物繊維の観点から比較します。体重減少に不可欠な成分と与え方についてもまとめました。

| 項目 | ロイヤルカナン サティエティ | ヒルズ メタボリック | ピュリナ OM | アボダーム ウェイトコントロール | オリジン フィット&トリム |
|---|---|---|---|---|---|
| タンパク質(乾物) | 30% | 28% | 32% | 26% | 42% |
| 脂肪(乾物) | 10% | 9% | 8% | 11% | 13% |
| 食物繊維 | 18% | 14% | 11% | 9% | 6% |
| L-カルニチン | 含有 | 含有 | 含有 | 含有 | 含有 |
| カロリー(100g) | 290kcal | 285kcal | 295kcal | 320kcal | 365kcal |
2026年4月時点のメーカー公式成分表を参照


ダイエット用ドッグフードを与える際の注意点
減量は急に進めるよりも、ゆっくりと段階的に進める方が安全です。減量のペースがやや遅くても、目標体重に到達するまで時間がかかっても、筋肉の減少や栄養バランスの崩れのリスクを減らすことができます。毎週同じ条件で体重を測り、減量のペースを確認しましょう。また、ダイエット用ドッグフードは単独で与えるのが原則です。通常のドッグフードやおやつを一緒に与えると、摂取カロリー全体が増え、栄養バランスが崩れて効果が半減してしまいます。ドッグフードを変更する際は、7~10日かけて既存のドッグフードと少しずつ混ぜながら、徐々に切り替えてください。

このような場合は、獣医師の処方食が必要です。
単なる肥満ではなく「肥満関連疾患」を併発している場合は、市販のダイエットフードだけでは不十分です。糖尿病、クッシング症候群、高脂血症、関節炎を伴う肥満の場合は、獣医師の処方食(プリスクライブダイエット)が必須となります。また、BCS(体形スコア)が8~9点の重度肥満の場合は、獣医栄養専門家の段階的な減量プランを受けることが安全です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed - Commercial and Home-Prepared Diets. 2024
[2] Ettinger SJ, Feldman EC. Textbook of Veterinary Internal Medicine - Obesity Management Chapter. 2024
[3] German AJ. The Growing Problem of Obesity in Dogs and Cats. Journal of Nutrition, 2006