春先の花粉や昆虫によるペットのアレルギーの原因と予防法、緊急時の対処法をまとめました。

春の予防前に必ず確認すべきこと
すでに皮膚感染症や外部寄生虫の感染が進行している場合は、予防よりも治療が優先されます。かゆみが2週間以上続く場合や、発疹・かさぶた・脱毛が見られる場合は、まず動物病院で皮膚検査を受ける必要があります。また、生後8週間未満の幼犬や妊娠・授乳中の犬では、一部の予防薬の使用が制限されるため、必ず獣医師と相談してから使用を開始してください。

| 項目 | 飲み薬 | 塗り薬 | 首輪型 |
|---|---|---|---|
| 効果の持続 | 1~3か月 | 1か月 | 最大8か月 |
| 水遊びの影響 | なし | あり(48時間後に可能) | なし |
| 投薬の利便性 | 高い | 中間 | 非常に高い |
| ノミ・ダニ・蚊 | 複合型が可能 | 複合型が可能 | ノミ・ダニ中心 |
| 猫への使用 | 専用製品が必要 | 専用製品が必要 | 専用製品が必要 |
猫には犬用製品を絶対に使用してはいけません — ペルメトリン中毒の危険があります。

特定の品種は特に注意が必要です。
アトピー性皮膚炎の素因が知られているイングリッシュ・ブルドッグ、ボクサー、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ゴールデン・リトリーバー、ラブラドール・リトリーバーなどの品種では、春先にアレルギー症状がより顕著になることがあります。ただし、品種による傾向は地域によって異なる場合があります。コリーやシェットランド・シープドッグなどの一部の品種は、特定の予防薬の成分に敏感に反応することがあるため、初めて使用する際は獣医師に相談するのが安全です。猫も春のアレルゲンに反応することがあるので、顔や首のかゆみ、過度なグルーミングが見られたら、注意深く観察してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition - Allergy Testing and Allergen-Specific Immunotherapy Chapter
[2] Favrot C. et al., A prospective study on the clinical features of chronic canine atopic dermatitis and its diagnosis, Veterinary Dermatology, 2010
[3] Veterinary Immunology, 11th Edition - Type I Hypersensitivity and Atopic Dermatitis Chapter
[4] The Dog Care Handbook - Skin and Allergy Chapter