ノミやマダニは、皮膚炎や深刻な感染症を引き起こす可能性があります。季節ごとの予防戦略から、塗り薬と飲み薬の比較、そして正しい使い方までをまとめました。

予防薬を使用する前に必ず確認してください。
予防薬は必ず獣医師の相談を受けた上使用してください。特に、子犬専用の製品を猫に使用すると、深刻な中毒を引き起こす可能性があります。妊娠中や幼いペットには使用できない製品もあるため、年齢や体重の基準は必ず獣医師と確認してください。ペットの体重、年齢、健康状態に合った製品を、獣医師と一緒に選んでください。


| 項目 | 外用薬(スポットオン) | 経口薬(飲み薬) |
|---|---|---|
| 投与方法 | 皮膚に直接塗布 | 経口投与(おやつタイプ) |
| 投与間隔 | 通常1か月に1回 | 1か月に1回、または3か月に1回 |
| 入浴への影響 | 塗布直後の入浴は控えることを推奨 | 影響なし |
| 効果範囲 | 主に体外寄生虫 | 製品により体内・体外の同時予防 |
| 投与の利便性 | 正確な部位に塗布する必要がある | おやつのように与えられる |
| 皮膚が敏感な犬 | 皮膚刺激の可能性がある | 皮膚刺激がない |

猫と特定の品種は特に注意が必要です。
獣医皮膚科学の教科書によれば、ピレスロイド系成分の多くは猫に対して非常に強い毒性を示します。犬専用製品を猫に使用することは絶対に避けてください。同じ家で犬と猫を飼っている場合は、犬に塗布した薬が乾くまで猫が触れないよう注意しましょう。また、コリーやシェットランド・シープドッグなどの牧羊犬の一部は、特定の薬剤成分に対して過敏に反応する可能性があります。これらの品種では、予防薬を選ぶ前に必ず獣医師にご相談ください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition — Chapters on Ectoparasites and Tick Prevention
[2] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases — Ectoparasite Prevention and Control
[3] Shoorijeh SJ et al. (2008). Seasonal frequency of ectoparasite infestation in dogs from Shiraz, Southern Iran. Turkish Journal of Veterinary and Animal Sciences 32(4): 309–313