犬と猫の皮膚・被毛の健康をサポートするオメガ3脂肪酸の効果、原料の種類、そして適切な与え方について、獣医学の教科書を根拠にまとめました。


与える量は必ず獣医師にご相談ください。
オメガ3の給与量は、ペットの体重や健康状態、使用している製品のEPA・DHA含有量によって異なります。製品ごとにEPAとDHAの比率や含有量が異なるため、製品ラベルを注意深く確認し、獣医師の推奨量に従うのが最も安全です。自己判断で用量を増やしたり、人間用製品を給与したりしないでください。
| 原料 | EPA・DHA含有量 | 特徴 | 適している場合 |
|---|---|---|---|
| 魚油(フィッシュオイル) | 高い | 最も一般的で研究データが多い | ほとんどのペット |
| クルミ油(クリルオイル) | 中程度 | リン脂質型のオメガ3を含み、魚油とは異なる構成 | 魚油の代替を希望する場合 |
| 藻類油(アルガエオイル) | DHA中心 | 植物性原料で魚の臭みが少ない | 魚アレルギーがある場合 |
| 亜麻仁油(フラックスシードオイル) | 非常に低い | α-リノレン酸のみを含み、EPA・DHAへの転換率が低い | 補助的に使用するのみ |


猫は特に注意が必要です。
猫は、体内で必須脂肪酸を変換・合成する能力が犬よりも限られています。そのため、DHAが十分に含まれている製品を選ぶことが重要です。また、タラ肝油などの肝油製品には脂溶性ビタミンが大量に含まれている可能性があるため、必ず純粋な魚油製品を使用してください。皮膚にアレルギー反応が疑われる場合は、まずアレルギー検査ガイドをご確認ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition — Chapter: Nutritional Management of Skin Disease (Essential Fatty Acids)
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition — Chapter 25: Nutrition of the Critically Ill Dog and Cat
[3] Nutrient Requirements of Dogs and Cats, National Research Council (2006) — Chapter: Lipids and Essential Fatty Acids